知らないうちに不法滞在!個人旅行は特に注意!シェゲン協定国の滞在について

こんにちは!フランス語も英語も話せないのに、フランスに滞在することになってしまったbelle(ベル)です。

私は、気づかないうちに自分が不法滞在者になっていたかもという体験をしました(汗)

個人旅行の方は特に注意!法律の改正を把握しておらず、オーバーステイになってしまうケースがあります(私は渡仏後に偶然法改正を知りました。。)。

シェゲン協定国内に住んでいる人でもあまり知らないという「シェゲン協定」について確認しましょう。

シェゲン協定の確認前に まずは短期滞在(ビザなし)について

日本国籍の方が海外へ渡航する際、ビザを必要としない国がたくさんあります。(観光、商用、知人・親族訪問等90日以内の滞在で報酬を得る活動をしない場合)

私たちが海外旅行に行く場合、90日以上での旅行はあまりないので、ビザを取らずに短期滞在として渡航する場合がほとんどです。

※ビザの詳細については外務省ホームページをご確認ご確認ください。

『シェゲン協定』とは

シェンゲン協定(シェンゲンきょうてい、英語: Schengen Agreement)は、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である。
『Wikipedia』より

簡単に言うと、シェゲン協定国間での移動の場合、パスポートを見せての出国審査や入国審査をせずに行き来ができるんですね。

シェゲン協定加盟国

2021年現在、26ヶ国が加盟しています。

ポルトガル共和国、スペイン王国、フランス共和国、イタリア共和国、スイス連邦、リヒテンシュタイン公国、オーストリア共和国、ドイツ連邦共和国、ルクセンブルグ大公国、ベルギー王国、オランダ王国、デンマーク王国、アイスランド共和国、ノルウェー王国、スウェーデン王国、フィンランド共和国、エストニア共和国、ラトビア共和国、リトアニア共和国、ポーランド共和国、チェコ共和国、スロバキア共和国、ハンガリー、スロベニア共和国、ギリシャ共和国、マルタ共和国

『シェゲン協定』の注意すべきポイント

シェンゲン協定加盟国も観光目的で訪れる場合、日本国籍のパスポートであれば、過去10年以内に発行され、出国予定日から3ヶ月以上の残存有効期間がある場合、ビザなしで入国することができます。

しかし滞在期間は、原則「あらゆる180日間における最長90日まで」と決められています。

例えば、

  • 3/1~4/4 フランスに滞在(35日間)
  • 4/5~4/14 スイスに滞在(10日間)
  • 4/15~4/30 ドイツに滞在(15日間)
  • 5/1~7/20 日本に帰国(81日間)
  • 7/21~8/21 フランスに滞在(32日間)

上記の場合、1つの国に90日以上滞在していませんが、8/21の時点で過去180日のうちシェゲン協定国内の滞在が92日間となるので、オーバーステイになってしまいます。

例えば、フランスからの帰国の際にトランジットでドイツに入国するという場合も日数にカウントされるので注意が必要です。

『シェゲン協定』まとめ

シェゲン協定は、シェゲン協定国に住む人でもあまりよく知られていないようで、知らずにオーバーステイとなってしまうことがあります。

また昨今では、90日以内の滞在を予定していても、Covid-19に感染しなかなか陰性証明が取れず帰国できないままオーバーステイになるケースもあるようです。

余裕を持ったスケジュールの作成と、もしやむを得ない事情でオーバーステイになってしまう場合は、現地の入国管理局に相談するなどしましょう。

プロフィール
この記事を書いた人
belle(ベル)

フランス語も英語も話せないのに、コロナ禍に猫と一緒にフランスに渡航することになってしまった40代女子。

ノリや勢いで外国人に話しかけるなんて絶対ムリ!というタイプ。
わからないことだらけ、ドキドキの海外生活を発信します。

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フランス語も英語も話せない私がフランスに滞在する理由